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​キャリアBlog/Vlog

更新日:3月17日

「高齢・障害・求職者雇用支援機構」という独立行政法人があり、JEEDと呼ばれています。ご存知ですか?

身障者の職業紹介で感じることは、労働環境において(色々な意味での)バリアフリーは定着しておらず、健常者側の無意識なバイアスも存在するという現実です。また車椅子ユーザーの友人と出かけても、まだまだ不便さを痛感します。

社会や企業内でのDEI(ダイバーシティー 、エクイティー、インクルージョン)には大変注目されていますが、ダイバーシティーは「考え」でありほとんどの人が同意するはずです。

問題はインクルージョン(包括)。インクルージョンとは「行動」です。様々な現実があり、企業でも社会全般でも公平且つインクルージョンな状態にはなっていません。

話をJEEDに戻します。JEEDの職員さんは相手への配慮やコミュニケーション能力に大変長けた方が多く、社会をDEIの方向に進めていくプロ集団です。相手によって「全く違う課題・問題・目的」があり、常にオーダーメイド的な対応が必要なのだからでしょう。

図書館には社会福祉、社会保障、心理学、教育学、医学、政府刊行物、国内外の専門誌、映像資料などDEI関連、自己啓発、能力開発関連の「実践的情報」が揃っていて、その情報の広さと深さは驚いてしまいます。

JEEDの図書館は幕張なので少々時間はかかりますが、もしも生活や仕事関連でDEIに関する調べごとや疑問が出てきたとき、訪れてみてはいかがでしょうか。(現在は予約制)。有用な情報が得られると思います。


2023年、弊社は現実的且つ血の通った障害者雇用支援にも精力的に取り組んで参りますのでよろしくお願いいたします。


以下、ご興味のある方へのURLです。


JEED

https://www.jeed.go.jp/

高齢者雇用問題を取り上げた啓発誌「エルダー」バックナンバー(デジタル版)

https://www.jeed.go.jp/elderly/data/elder/backnumber.html

障害者雇用問題を取り上げた啓発誌「働く広場」バックナンバー(デジタル版)

https://www.jeed.go.jp/disability/data/works/backnumber.html


広い道路 ソテツの街路樹

図書館からの幕張ビル群の眺望

絵画から障害者の「思い」を感じることが出来る





更新日:3月17日

WEB2.0はGAFAが世界を支配し「利」は広く分配されていません。そして今、分散型で平等性のあるWEB3.0社会への期待が大きくなっています。

現在、世界の起業家やクリエイターがより便利にそして経済社会を正しく進化させたいということで革新的技術やサービスの開発をしており、メタバース上の商品のNFT化や決済、民間通貨、仮想土地などの挑戦の中で、不平等を直したいという発言がとても多いのです。

コロナ蔓延とGAFAの台頭は資本主義の変曲点を生じさせたのかもしれません。



日本ではウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」が躍進しており、取り組んでいる活動(アート及びビジネスサポート・ソリューション)や代表の猪子氏の発言がエポックメーカー的で、注目されております。

https://www.team-lab.com

先日以前から興味があった「チームラボ ボーダレス 」というデジタルミュージアムを観てきました。

そこは「境界線のない世界を作り人の認識を変えたい」「身体での体験こそが価値観を広げる」というコンセプトで作られました。アミューズメント施設とかインスタ映えスポットと側面が強く、「異空間への没入感」は想像を少し下回りましたが、大規模デジタルアートによる斬新さや創り手の深い意図も感じられ、楽しめました。

その様子を動画にしました。




チームラボは創業期から「社会全体が個に行き過ぎた」という見方をしており、創作活動はチームでのみで行い、個人の名前を出さないというアート分野では斬新な流儀を実践し、強いチームパフォーマンス思考で活動しています。優秀で尖った人財の集団がチーム志向スタイルで世界で勝負する、というのはとてもユニークですが、大躍進しているこのチームの仕組みに学ぶべきことが多いと思います。

ちなみにWEB3.0への重要キーワードの1つもチームやコミュニティーによる活動です。



エポックメーキングということで、もう1つ興味を惹かれたコトはコロナ禍の最中にで出てきたAdoというシンガー。自分の顔が嫌いだし(一切顔出しをしていない)自分のメンタルはおかしいと公言し、オタクで陰湿キャラな19歳の子。ファッション的でトレンドを追う大半のミュージシャンに比べこの若さにしてシンガーとしての「本物感」がある。歌詞、曲作りのセオリー、活動内容など常識破りのオンパレード。また、オタクやアニメという新しい日本文化の面白さも感じさせている。MV再生回数は既に1億を超えており、世代を超えて爆発的な共感を得ている。それでいて自ら「歌ってみた」動画や様々な自分のネガティブさを吐露した動画もyoutubeで発信し、ウケている。Adoの在り方や売り方は、既存のシンガーの行動から逸脱しているし、来るメタバースエンタメ時代のそれらに一歩入っているのかもしれません。


♬ギラギラ(歌詞は健康な応援歌ソングとは全く違う表現、でも大勢の共感を得ている!?)



♬踊(異次元な歌唱力と七色の声、作詞、作曲、アレンジなど旬の一流プロチームが「加担」して世界を圧巻!?)




現在、医療、ヘルスケアデータ、ライフサイエンス業界向けビジネスでもWEB3.0の様々な可能性が模索されています。大企業でもベンチャーでもエポックメーカー的に展開し、社会にインパクトを与えるところが増え、WEB3.0時代に日本社会がフレイルを起こさず、新しい活気が出るように、と願うばかりです。


    


更新日:2月16日

先日、江戸時代の利根川水系の重要地と世界最大級の地下治水施設に行ってきました。


ご存知の通り江戸時代以前は水路が交通・物流の道で、河川沿いが街の表(おもて)でした。今回訪れた旧関宿藩領地は利根川水運の急速な発展の中心的拠点で、河川技術を進化させ、現在の護岸工事の基盤を築き、利根川の東遷事業、人工河川江戸川の大規模な工事などが行われ、江戸の繁栄を支えました。一方、利根川、江戸川、荒川水系の低い地域では歴史的にも洪水で悩まされ、水運の無事を祈る、水の厄を避ける多くの社寺が見受けられます。

関宿は江戸幕府の水運・治水事業本部の本拠地的な位置づけで、そういう視点で「関宿城博物館内」を見ると、当時の人たちの商的努力、事業経営と労働者の様子も読み取れ、少々マニアックな歴史探訪が出来ます。


現在の話になります。利根川、江戸川、荒川の大河川に囲まれた埼玉の一部の低いエリアの洪水被害を避けるべく、世界最大級の地下治水施設「首都圏外観放水路」が埼玉県春日部市にあります。巨大建造物としての迫力は思わず息を飲むほどです。外国人の見学客はこのような施設を作り稼働させる日本・日本人に驚くようですが、排水ポンプやガスタービンの大きさには唖然とします。昔から台風や大雨による水害が多い日本、最近は扇状降水帯などが頻発し、河川近くや低い土地の住民の方は心配の種だと思いますが、地下にこのような命を守る施設を機能させている日本、誇らしくも感じました。


今、DX系の便利なツールやインフラの出現で経営が変わりました。非接触型社会環境で商業様式も変わりました。一方、何が起こるかわからない現在の企業経営。今回の小旅行でリスクヘッジ、リスクアセスメント、危機管理、クライシスマネジメントなどの重要性を改めて考えさせられました。

城主や労働者の油断が起こす破堤、失敗の積み重ねから進化した護岸工事、チームでこつこつ真面目に取り組む大規模プロジェクト完遂の感動などに感じ入った次第です。

東京都水道博物館

https://www.suidorekishi.jp


千葉県立関宿城博物館

http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/


首都圏外郭放水路

https://gaikaku.jp



江戸時代の水運地図
水路にフォーカスした江戸時代の地図


関宿水閘門の画像
現在の関宿水閘門 ここから人工河川江戸川が始まっている

地下神殿
地下神殿 巨大な貯水槽 今ではすっかりインスタスポット

巨大な立坑 年間7、8回稼働し洪水を防いでいる

首都圏外観放水路
このフィールドの下に巨大な調圧水槽とポンプ設備がある

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