10年近く風邪にもインフルエンザにも無縁だったのに、先月は新型コロナに罹患しまた。検査の結果「重症化因子無し」とされ、医師も「症状や後遺症も人それぞれなんです」「もし回復に向かわなけれまた来院ください」とそんな感じで、想像通りの「所感」をもらった。
高熱はすぐ下がりましたがコロナ諸症状が残り薬の効果や完治までの期間など見えな少々不安な生活を強いられました。
私にはTさんという尊敬する先輩がおります。以前、取引先企業(医薬及びメディカル企業)で活躍された方で、Tさんの定年退職を機に個人的交流が始まり、今では兄のような存在になっています。薬、医療、栄養などに詳しいTさんはご自宅にて90代の母親の介護をされている、そんな意思が強く心優しい方です。
今回、そのTさんに症状、処方された薬、服用後の状況など様々なことをlineで相談すると毎回すぐに返信してくれました。それも一般的なことではなく、かなり具体的な内容です。私が回復に向かうようにくださった様々な専門的な助言が的確で大変助かったのです。
内資大手医薬系企業で海外現法の立ち上げや子会社の経営などを経験されたTさんですが、完全自宅介護の傍に地域の高齢者や病気の人をボランティアで支えています。そんなTさんから改めて教えられたことがあります。
相談を受けたら出来る限りのことをしよう、ということ。
創業当時は私もTさんのように相手を身内のように思い、動きましたが、今は人財開発の仕事において、知らず知らずのうちに決めつけや優先づけをしていた自分自身を省みる良い機会となりました。
コロナ罹患で起こった良い「副反応」でしょうか。。。
新型コロナ感染での苦労はキャリアの悩みや難しいキャリアデザインには置き換えられませんし、また転職や自己成長は「命がかかっている」課題ではありません。
でもこういう最適解が得られにくい時代、少なくとも縁あって知り合った方から相談を受けたらベストを尽くしたいと改めて思いました。
「論語読みの論語知らず」が少なくない社会ですが、ビジネスマンとして言行一致を目指したいと、そんなことを感じたTさんの誠意でした。
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