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外出困難者がロボットを遠隔操作するカフェ

先日、都内日本橋の「分身ロボットカフェ DAWN2021ver.β」というカフェレストランに行ってみました。


店内では怪我や難病などで外出困難者である方達が、自分の分身ロボットを遠隔操作し、受付をしたり、食事メニューの説明をしています。またロボットがオーダーメニューを運んでくれたり、ワゴンセールをしにきたり、希望があれば30分までお話しすることも可能というシステム。ちなみに私のテーブルの担当者(パイロットと言います)は、難病になった元カメラマン。彼女が使用していた二眼レフカメラとその作品、そして撮影や写真の話であっという間に時間が過ぎました。周りのテーブルでもパイロットとの話はなかなかの盛り上がり。店舗内でサポートをする従業員達も明るく元気で気持ちの良い接客をしていました。


弊社も紹介事業者として障がい者雇用のお手伝いをしていますが、就職率はなかなか上がらないのが現状です(また、障がい者の離職率は高いという現実があります)。障がい者雇用促進法がありながら、採用側に「法律があり仕方がないから」という心理があったり、社内でも無意識のバイアスが存在します。

しかし、このカフェの就労モデルは画期的なアイディアで(まだ進化するという意味でver.βとのこと)、なかなか進まない障害者の社会参画の現場の中、素晴らしい挑戦だと感じました。


ロボットテクノロジーの利用目的は多岐に及ぶのですが、ここの発案者と運営者には脱帽です。これをヒントにどんどん新しい挑戦と試みが世の中に溢れていくこと、そして個性あふれる人たちが役割や就労を掴むことを願うばかりです。



入店するとロボットが人数や予約の有無をきいてきました!
レセプションも遠隔操作で接客

ご来店有難う(ロボットと店員さん)
退店時も挨拶してくれた

だんだん混んできてその後は満席
広く綺麗な店内 有名スポンサー企業にも支えられている

担当パイロット
着席後、担当パイロット(遠隔操作ロボット)がメニューの説明をしてくれる





分身ロボットカフェ DAWN2021ver.β 入り口
分身ロボットカフェ DAWN2021ver.βのエントランス


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